第18章 挨拶
サボ「隊長たちばっかか…
まぁそんな知られてないならいいか」
エ「だな」
言われた名前はこの船でも信頼できる隊長たちと白ひげの名前だったため一先ず二人は肩の力を抜いた。
『サッチさんお久しぶりです』
サッチ「恋歌ちゃーん!!」
「「あー!!」」
恋歌がサッチに挨拶をするとサッチが恋歌を思いっきり抱き締めた。
サッチ「会いたかった!
俺のオアシ…ぶはぁっ!?」
恋歌がサッチの抱擁に驚いていると急に目の前からサッチが消えた。
恋歌の顔の両側から足が一本ずつ出ている。
エ「何しやがる!」
サボ「隊長だからって許されると思うなよ!」
蹴ったのはやはりエースとサボで米神に青筋を浮かべて怒っている。
サッチ「お前らこそ急に何しやがる!」
起き上がったサッチは顔面を蹴られたらしく鼻血が出ている。
エ「先に触ったそっちが悪い!」
サボ「久しぶりに会ったからって抱き締めるやつがあるか!!
いい歳したおっさんが!」
サッチ「お前らに関係ないだろ!
邪魔する権利あんのか!?」
「「ある!!」」
サッチ「何でだよ!?」
「「俺たちの母ちゃん(さん)だからだ!!」」
そこでまた沈黙が流れる。
サッチ「誰が?」
サボ「だから桜姫が!」
サッチ「誰の母親?」
エ「俺たちだ!」
サッチ「………ほんとに?」
最後は恋歌の方を向いて確認するようにサッチが聞いてくる。
『はい』
恋歌が肯定すれば交互に恋歌とエース、サボを見て何故か最後にマルコを見た。
マルコもサッチの言いたいことがわかったらしく無言で頷いた。
サッチ「えぇぇぇぇぇぇっ!?」
サッチの驚きの悲鳴は広い白ひげ海賊団の船全部に聞こえたそうだ。