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夢現

第18章 挨拶


エ「親父!!」

何の遠慮もなく思いっきり船長室の扉を開けたエースは中にいる人物の名前を呼んだ。

白「おお、エースじゃねぇか

どうした、そんなに慌てて」

エ「親父なら桜姫って知ってるよな?」

白「当然じゃねぇか!!」

『お久しぶりです、白ひげさん』

白「久しぶりだな

元気だったか?」

『はい、白ひげさんは…

前より酷くなってません?』

以前はなかった治療器具の多さに恋歌は少し顔をしかめる。

白「グララララララ!!

気にするほどのことじゃねぇよ!」

『ちゃんとお医者さんの言うことは聞いてくださいね』

白「この俺に説教するとはいい度胸だ!」

『心配して言ってるんですからね』

エ「なんだ?二人も知り合いなのか?」

『いろいろとね

仕事しに来たりもしてるし』

エ「へー、だからあいつらも桜姫が来ても特に驚かなかったのか」

マ「滅多なことがない限り桜姫は味方だとわかってるからな」

遅れてマルコとサボも入ってきた。

サ「はえぇよ、エース」

エ「すまねぇ

早いこと親父に報告しようぜ!」

サ「そうだな」

白「お前ら揃って桜姫まで連れてきて何の報告だ?」

サ「桜姫は言ってもいいのか?」

『あなたたちが信用できると思った人なら別に構わないわ』

エ「そっか!

親父!!俺たちの家族を紹介する!」

そのエースの言葉に白ひげとマルコが反応した。

白「なに?」

マ「家族?」

恋歌がここで発動していたものを全て解いた。

サ「桜姫は俺たちの家族で」

エ「俺たちの自慢の母ちゃんなんだ!!」

『では改めましてエースとサボの母親の桜姫こと恋歌です』

頭を下げた恋歌をしばらく沈黙が見守った。
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