第2章 異世界へ
暫くは恋歌を睨み付けるように見ていたが、ずっとニコニコしている恋歌に根負けしたのか、
エ「エース…」
と小さな声で言ってくれた。
『そっか、エースね
これからよろしく』
ガ「ということは…」
『お引き受けします』
ガ「すまんな
感謝する
エース、この人がお前の新しい家族だ
言うことはちゃんと聞くんだぞ?」
ガープはエースに向かってそう言うがエースは無反応だ。
ガープは哀しそうにため息をついたあとに恋歌に向き直る。
ガ「ではすまんがワシは仕事を残してきておるのでな」
『わかりました
お気をつけて』
ガ「ああ
またなエース
今度遊びに来る」
そう言ってガープは繋いでいたエースの手を離し、帰っていった。
残されたのは私と小さなエースのみ。
ガープの背中を見えなくなるまで見送り恋歌はエースの手を取った。
『中に入ろうか?』
そう言うとエースは小さく頷くだけだった。
『(うーん
話してくれないなぁ…
まぁ原作でもルフィとは最初から仲がよかった訳じゃないしこれからだよね)』