第12章 未来の海賊王との出会い
それから数ヵ月が経った。
恋歌はシャンクスがいるので前ほどは村に降りなくなっていた。
たまたま海を見ていると赤髪海賊団の船が遠ざかっていくのが見えた。
恐らく航海に出たのだろう。
恋歌はチャンスとばかりにマキノの店に行く。
マ「いらっしゃ…
あら、恋歌じゃない
久しぶりね」
『最近来れなくてごめんなさい
ちょっといろいろあって…』
マ「ふふ、まぁ何があったとかは聞かないでおくわ
何か食べるでしょ?」
『うん、ありがと』
マ「この時間だともうすぐルフィも来るはずだから」
『それは賑やかになりそうね』
マキノが作ってくれた料理を食べはじめて暫くして、また扉が勢いよく開いた。
ル「マキノ!!腹減った!」
マ「はいはい、もうできるからちょっと待ってね」
ル「おう!
あ、恋歌姉ちゃん久しぶりだな!」
ルフィは恋歌の横に座ってにこにこしている。
『久しぶりね、ルフィ
元気そうでなによりだわ』
ル「俺はいつでも元気だぞ!
今日はシャンクス達が航海に行っちゃったから遊んでくれないんだ」
ルフィは拗ねたように頬を膨らませる。
そんなルフィに恋歌はくすりと笑う。
『じゃあ私と遊ぶ?』
その言葉にルフィは目をきらきらさせる。
ル「いいのか!?」
マ「いいの?恋歌
ルフィの遊びの体力はばかにできないわよ?」
『大丈夫大丈夫
私も体力はある方だから
じゃあご飯食べたら遊ぼうか』
その言葉にルフィはマキノに作ってもらった料理を高速で食べ始めた。