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貴方と未来を過ごしたい

第1章 私の未来は変わっていく




この先、私の未来に良い事なんて起きない。それこそテレビや漫画のようにとても良い人が現れない限り…。けれどもこの現実でそんな良い人なんて現れない。だから私の未来はもう終わっている。


「さっさとこうすれば良かったんだ」


何度も何度も希望を抱いては打ち砕かれた。もうそんな人生に私は疲れた。だから、もう終わりにする。
高いビルの屋上から、足を1歩踏み出せば身体にあるのはいつもと違う浮遊感。あぁ…これで私は終われる。


「うわっ!何だこの女!」
「ど、どこから現れた!?」
「囲め!早く取り押さえろ!」


ふとそんな声が聞こえて、目を開ける。何故か私は木の床の上で寝そべっていた。いつの間に?そして私の周りには色んな人がいた。いや、人と言っていいのか怪しいのもいた。そして、何故か剣を構えてるのもいる。槍っぽいのや短剣長剣…いくらなんでも物騒過ぎない?パニックになりながらもどうにか状況把握をしようとしていると、奥から1人出てきて周りに群がっている人(と呼んでいいのか怪しいのも含めて)声をかける。


「おい、何事だ」
「あ、キャプテン!この女がいきなり現れやがって…!」
「多分何かの能力で忍び込んでやがったんだ!」
「どうします、こいつ」


私は目を疑った。少ない趣味の中で漫画を見るという事があったのだけど…奥から出てきたのは見間違いでなければあのワンピースの登場キャラクターであるトラファルガー・ローという人物ではないのか。精巧なコスプレ?にしてはこの状況はおかしすぎる。


「ふーん…つまり、お前らはみすみすこの船に侵入者を許したって事か…」


冷たく笑いながらそう言うと、周りにいた人達の身体が一瞬にして強ばるのが分かった。直感を信じるなら、きっとこの人は本物のトラファルガー・ローだろう。ドッキリでもこんな事にはならない。というか、飛び降り自殺をしようとしてこんなドッキリに巻き込まれてたまるか。
自分の嫌ったこの能力のせいでこんな不思議な世界に迷い込んだ。そう思うのがベストだ。けれども、こんな世界に来て一体どうするべきか。そんな事を考えた瞬間笑いそうになる。死ぬつもりで飛び降りたんだから、今この世界でどうするかなんて考える必要はない。彼らは曲がりなりにも海賊、そして私は侵入者。殺されて終わりだ。


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