第3章 調教
ナナは、鉄格子の檻の中にいた。
1日目の調教が終わったあと、ナナは調教部屋の片隅にある狭い檻の中に入るように促されたのである。首輪から鉄格子に鎖を繋がれ、そこで1晩を過ごしたナナの扱いは、まるで犬に対するそれだった。
鉄格子の扉が開く。
「おはよう。よく眠れた?」
碧泉はナナに笑いかけた。
「性奴隷のための部屋としては充分立派でしょ? 早く慣れてね?」
そのまま首輪に付けられた鎖を引っ張られ、ナナは檻から出された。
しばらく部屋の中を歩き、天井から長い鎖のついた手錠がぶら下がった場所へ連れてこられる。
ナナはその天井からぶら下がった手錠に両手を拘束され、手を上に上げた状態で床に寝かされた。脚はM字開脚にされ、閉じられないよう固定される。
「ふふ、やらしい格好だね」
碧泉はにやりと笑うと、ナナの身体に玩具を付け始めた。胸の突起とクリトリスにローター、秘部にバイブをあてがう。
そして、
「自分が気持ちよくなる前には、必ずご主人様を気持ちよくすること―これが奴隷の鉄則だからね?」
とナナに笑いかけた。
「ほら、自分でちゃんと言って? 気持ちよくなる前には?」
「…ぁ、」
「早く言って?」
「…ぁ、ご主人様、を、気持ちよく…………しま……す………………」
「ふふ、いい子」
「んむっ……ッ!」
ナナの口に、碧泉のモノが押し込まれた。
体を拘束されたまま、ナナはそれをくちゅくちゅと舐め始める。
「んぶ、んん………………」
しばらくして、玩具のスイッチが入れられた。
「んふぅッ!」
ナナの腰がびくりと跳ねる。
「まだ口を休めていいなんて言ってないよ?」
「ん、んふ………………んむぅッ」
「ほら、ちゃんと御奉仕して?」
「んむぅぅんんんんッ」
バイブの強度が上げられる。ナナはM字に開いた脚をガクガクと震わせながら、碧泉のモノを舐め続けた。
しばらくして白濁液が吐き出され、ナナの口からモノが抜かれても、玩具は止まらない。
「ん、ぁ、らめ、イッちゃ、んぁああッ!」
身体をビクビクと痙攣させ、ナナは何度も絶頂に達する。