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Lの初めての恋!(DEATH NOTE)

第2章 ワタリの報告書 📓


私はホテルに戻り、仕事を再開したが、何故(なぜ)か仕事に身が入らず、思い出すのは彼女の事ばかりだった…。何故(なぜ)彼女は泣いていたのだろうか?そして、何故(なぜ)私は彼女の事ばかり思い出すのだろうか? 彼女の事が気になって仕方がない…。

私は、改(あら)めて考える…。今まで、他人をここまで気にした事があっただろうか? そして、すぐに答えが出る。答えはNOだった。私は、ここまで他人を気にした事は無かった。なのに何故(なぜ)こんなにも、彼女の事が気になるのだろうか…?

私は、彼女を思い浮(う)かべる…。そして、また、彼女はどうして泣いていたのだろうか? と考える。どうしたら、もう一度、彼女の笑顔を見られるだろうか…。頭に浮(う)かぶのは彼女の事ばかりだった…。

あの神社に行けば、また彼女に会えるだろうか?そして、もし、もう一度、私と会ったら、彼女はどんな顔を向けてくれるのだろうか…。驚いた顔? 恥ずかしそうな顔? それとも、あの輝くような笑顔だろうか…。

L『星空澪…。』

私は、彼女の事を、名前以外(いがい)何も知らない…。だから、知りたい…。 彼女の事を…。 もっと…。どうせ、今のままでは、彼女の事が気になって、仕事は手につかない…。

なら、今気になって仕方が無い彼女についての情報を先に集めた方が、仕事に影響しないだろうと考える。そう思い、私はワタリに、彼女の情報を集めるよう指示を出した。

L『ワタリ、すまないが、この女性についての情報を集めてくれ。大至急(だいしきゅう)で頼む…。』

ワタリ『この女性ですか? 分かりました。』

ワタリは、少し不思議そうにしていたが、私が大至急(だいしきゅう)と言ったので、特に質問などはせずに引き受けてくれた。

それから、しばらくした後、ワタリが、星空澪に関する報告書を持って、帰ってきた。そして、私に報告書を渡す。

ワタリ『L、こちらが星空澪に関する、報告書になります。』

L『ああ、すまない。』

私はすぐに報告書に目を通す。(名前、生年月日、家族構成、血液型、仕事、趣味、その他…。)そこには私が知りたかった彼女の情報がちゃんと、載(の)っていた。
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