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偽りの歌姫 《ツイステ》

第4章 狂恋ラビリンス




『んぐっ!?うっ…うぅう!!!』


腕を振って全力で拒否するけどこいつの力に勝てるはずもなく・・・それどころか暴れるほどにどんどんキスが深く・・・


『んぁ!!何すんだよ!!ユウが起きたら…』

「あーそれなら大丈夫っスよ。監督生さんとグリム君の枕に催眠魔法掛かってるんで大丈夫っスよ。朝まで絶対起きないんで」


レオナの部屋のソファに座ってなぜかあたしとレオナの事をじっと見ているラギーがニコニコしながら話す。確かにユウ達を見ると、もう安眠まっしぐらと言わんばかりに口を開けて寝ている。


「おい、よそ見してんじゃねえ。」

『はっ!?ちょ…おい』


レオナが低く唸ると、あたしの身体を軽々と持ち上げて自分のベッドに運んだ。放り投げるようにあたしを落とすとその上に馬乗り状態になってきた。その上何も言わずに着ていたTシャツを強引にめくって・・・


『って!!何してんだよお前!!』

「あぁ?俺の睡眠を妨げた責任をとれって言ってんだよ。」

『なっ…別にあたしは…!!』

「お前の声…聞くだけで興奮すんだよ。」

『はぁ!?何言っふぇ…』


レオナが馬乗りのままあたしの口元を触り始めた。
親指で口、残りの指で首元を触ってくるから背筋がゾクゾクする。

「ずっと前から声はいいと思ってたが、身体の方もなかなかだな。胸と腰のあたりの肉付きも俺の好みだ」

『腰!?』


胸は大きいってたまに言われるけど・・・
腰の肉ってことは・・・


「レオナさ~ん、ユウちゃんがショックで固まってますよ。」

「あぁ?俺に見初められてるのになんでショック受けんだよ」

『あんた…女と付き合ったことないでしょ…デリカシーのかけらもなくて引くわ…』


と、思ってることをはっきりというと今度は向こうがなぜかキレたようでめくられたTシャツの下にあった手が胸を強く握った。

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