第1章 私に家政夫???
何故か妹に家政夫を雇われました。
いつもの道、いつもの日課、いつもの自宅…
じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
夜中なのに隣人達の事を気にせず大声で叫んでしまった。
『だ、誰…??』
『あ、おかえりなさいませ。華さん』
なんで知ってんだ??あれ?私が履かないような靴がある…誰の…
『お帰り!お姉ちゃん!』
あー、やっぱコイツか
『ちょっと辞めてよやっぱコイツかって、みたいな目で見ないでよね』
『いや、なんで居るの??』
『え?そりゃあ…』
妹ユメが部屋を見渡す
『見りゃ分かるでしょ、お姉ちゃん?』
『で、あのおじさん誰なの?』
『え、家政夫さん、』
『は?』
奥の部屋で片付けていた家政夫?が少し早足で私達の方へ向かってくる。
『私鴫野ナギサといいます。』
『鴫野…?珍しい苗字ですね。』
『よく言われます』と鴫野ニコニコ
『おい、ユメ。料金は?』
『うふふ、前払い❤』とユメニコニコ
『はっ???』
『お金は絶対に返しません。諦めて雇って下さい。』
『はっっ????』
『じゃあもう行くね、お姉ちゃん!』
『はっ?置いてくの?』
『え、だってお姉ちゃんの家政夫だから当たり前じゃん???』
はっ?????
私に家政夫???そんなんいらんし…!!