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【APH】トリップ&えんじょい!【眉毛】

第5章 T.04


「マジだった」
「うん?何が?てかおはよう」

次の日、珍しく私が先に起きたので朝食の用意をしていた。
朝食の用意っていってもスクランブルエッグとか、そういう簡単料理だ。

料理も完成し、そろそろ起こしに行こうかと思っていたらタイミング良くイギリスが起きてきた。
しかし、起きてきたにも関わらずイギリスは大層疲れた顔をしていた。

しかも朝起きて開口一番に「マジだった」?何が?


「お前の言ってた神様の話だよ。あー…朝だっていうのに疲れた」

ああ、それね!
昨日の夕飯の時間、私はあの時見た夢の話をイギリスにした。
意味のわからない話に勿論イギリスは半信半疑だったが、私の存在自体が訳の分からないものなので、無理矢理理解したようだった。

「ほほぅ!?なんでマジだったって分かったの?」
「俺の夢にも出てきた」
「ふーん…イギリスの夢にもねぇ……ってええええぇぇぇ!??!」

え!?イギリスの夢にも!?
そんな自由なの?あの神様!地位そんな高くないんじゃなかったっけ!?

お互いに向かい合ってテーブルにつき、私はパンにジャムを塗りながらイギリスの話を待った。

「多分、お前が見たやつと同じ奴だと思う。本人がそう言ってたしな」
「真っ白な世界だった?神様、変な奴だったでしょ?」
「そうそう、両方とも当てはまってる。神様の世界の仕組みも聞いて、お前がこっちに来させられた理由も聞いたよ」

イギリスも、パンに手を伸ばしながら言った。
やっぱり私の状況と一緒みたいだな。
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