第3章 T.02
あの日から、足の怪我が治るまで、という条件下の元、私はイギリスの家にお邪魔することになった。
トリップではもう定番中の定番ですね!ははは!現代に居た頃はそんなことにも憧れたりして、よく妄想したものだ。懐かしいね!
ただ!!
妄想と現実では訳が違う。
今までと違う環境下で生活するわけですから、そりゃあ苦労もあるわけですよ!!
そもそも私は初めから気づくべきであった。
なぜ忘れていたのか。
ぶっちゃけこれは大変な死活問題である。
生きるか死ぬかの分かれ道である。
異国の文化に慣れないとか、服がないとか、そんなくだらないことではないッ!!!
もっと…!もっと重要なことだ…!!
人間が生きていく中で絶対に必要なものッ!
それは……!!
「…………ダークマター?」
食事である。