第5章 ※これは、一応ホストの話である(?)
チッコッチッコッ..
「.....................」
シャア..ッと水が流れ落ちる音がした。それはシャワー。脳裏に、世にも麗しき裸の上半身にそこに髪ーー女性の姿が現れる。こん゛な時にッッ!!!ボクヂッと己の目ん玉に活を入れる!!
そう、ここは私の部屋。どっちかって?フッ...お城とおれのヤングレディん家と、どっちと思う..?あ、ごめんなさいホンットスミマセンついついホストモードが..ってソレだよそれ!!!いま!!わたしが!!!!アレしてるとこ!!!!!!そう!!!!!!!!!!ア
ちなみに私はベッドの上に寝っ転がって寝巻き姿、そしてうつ向けになって手にスマホ画面を凝視しすぎて目薬をさっきから3回もさしていた。普段もっぱら目薬なぞささないのに。そうしてまたジッと目を乾かす。
もう、どれくらいこうしていただろうか。
事の始まりは、私が泣き疲れたところから、全ては始まるーーー。
「エエエエッ!!!!?また泊まるぇって!!?はァ!?!?あッァ゛ん!!!?????????????????」
はッしまったワタシったら超美美美美美美美美美男子様様様様の前ッでえーーーーーッ!いっけな~い!なんて目に横線引いて星を飛ばしている場合ではない。いつの間にか太ももに引っ付いていたくくさんまで乙女ちっくな絵柄になってしまった。
華夜さんは聞こえたのか何かを察したようにあら~♪と微笑み、スウさんは私の大声にもうすっかり慣れたようで、いつもの無表情でそこに佇む。
「make͟͟͞͞ ͟͟͞͞ =( '-' )ラブパンチしてこいよ...」
電話は途切れた。「いやもう何からつっこめばいいか..英国紳士顔負けの(?)巻舌の後急に絵文字を電話で伝えてくるなんて...というか絵文字全部うつってないと思うし...」
と、隼人さんが私に大丈夫?と「いやメイクラブパンチて!!!!!さっきまでの愛するかわゆいかわゆいかわゆい孫に対して直球の不純異性交遊かァ嗚呼ーーーーーーーーーーーーーーッン゛!!(?)「五月蝿い。」
とさっさと菜太郎くんはくくさんとパンダのぬいぐるみを持ってったヨ。ウンハァエエエ!!!美しいですねクソワロタンバリンシャンシャンカスタネットタンタンプップクプーシャンシャンブーチリリリリリンwwwwwwwww