第1章 ツンデレ彼氏で困ってます① ➛ 家康
私には、彼氏がいる。
とびっきりかっこよくて、
医術もすごくて、
……とにかく、世界一大好きな彼氏がいる。
そんな彼の名は、徳川家康。
信長様とは同盟を結んでいて、今は領地を離れた安土の御殿で、共に過ごしている。
毎日が幸せすぎて、こんなに幸せでいいのかな?と、ふと思ってしまうことがある。そのくらい、毎日が楽しいと思えている。
……───でも、そんな日々の中でも1つだけ、どうしても困ったことがあった。
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「ありがとう、家康!」
「……そんなんでお礼言うなんて、やっぱあんたって馬鹿だね」
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「すごい、かっこいい……!」
「……っ、俺のことを褒めたところで、何も出ないけど」
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「そっ、そんなこと言ってないから」
「これは、その…………自分のため」
「……あんたなんか、要らない」
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─────そう、家康のツンデレこそが、私の困ったことだった。