第8章 8
よーし、そろそろかな~時間的にっ!
と思い、私は手を振りながら2人の元へ駆け寄る。
「香蓮さん、かかしせんせー!!
お待たせしました。用事長引いちゃって!」
「もーおっそい!てか帰る時間だよもー。
仕方ないなー。じゃたい焼き食べながら帰ろ!」
「まぁたかかし先生が甘やかしましたねー?
これから昼ご飯もあるってのに、どんなけ別腹ですか?!」
「いーからいーから!ほらえまの分!」
「えー!?いんですかー?やった!」
「ぷっ単純(笑)」
「!!なにおー!?」
そんな私と香蓮さんの会話を、かかし先生はケラケラと笑って見ている。
結局口に突っ込まれたたい焼きでうちは文句も言えなくなった。
それから三人で仲良く病院に帰った。