第7章 ザガン攻略!
シャ『…凜、貴女は覚えていないだけですよ。現に、貴女は私が居た迷宮を攻略しました』
ユーガ『あぁ、俺も覚えてっぞ。凜は面白そうだったからなあ、迷宮を簡単にしちまったんだよ(笑)』
「覚えてないだけ……ねぇ?」
なら、私はこの世界に来たことあるって事?
何も記憶に無い……。
あ、でも……
「……もしかして、あの時………」
ボソッと呟く。
何年か前、2日程行方不明になったらしい。
私は何も覚えてないんだけど
お母さんとお父さんが後から教えてくれた。
その時に、こっちの世界に来てたのかも
ユーガ『……おい、凜?』
シャ『大丈夫ですか?』
「え?あ、うん。大丈夫」
二人が、心配そうな顔で訪ねる。
シャ『もうすぐ、「ザガン」に着きますよ』
ユーガ『ザガンの奴は一筋縄じゃ行かねぇかもしれねぇけど、頑張れよ!』
「うん。ありがと、二人とも!」
ユーガ『あ、今回こそ俺使えよ!』
「あははっ、分かったよ」
そう言って、二人は居なくなった。
その瞬間、体がふわっと浮いた感じがした。
え、何!?これ、落ちてる?!
「落ちっ……!?」
すると、ガシッと受け止められた。
驚いて見てみると、モルジアナに
助けて貰ったみたいだ。
モル「大丈夫ですか?凜さん」
「う、うん。ありがと、モルジアナ」
モル「いえ…」
モルジアナから降りると
アラジンと白龍が居る。
アラ「あ、凜おねえさんも来たね!後はアリババくんだけかぁ」
アラジンが言った瞬間、アリババが落ちてきた。
そのアリババを、モルジアナが受け止める。