第5章 マギ&迷宮攻略者?!
目の前に現れたのは、薄いベールの中に薄水色のフワフワなドレスを着た、青い……巨人?!?!
てか寒いっ!!
シャ『お久しぶりです。我が王、凜。私はシャーレイ。冷酷と哀愁のジンです』
「そ、そう……?よ、良くわからないけどよろしく」
アリ「凜!お前……迷宮攻略者だったのか?!?!」
アラ「それに、その魔力量…もしかして、僕と同じ、マギなのかい?!?!」
いや、迷宮攻略者とか、マギとか、何それ?聞いたことも無いよ。
あ、そうだ。こっちの事忘れてた……って、あ。
モル「すいません。片付けてしまいました」
モルジアナが既に一撃食らわせたらしく、男共はうずくまって呻いている。
仕事早いなぁ、モルジアナ。
「ごめん、えっとシャーレイ?もう終わったよ」
シャ『あら…まぁ、良いです。またご用の際は、呼んでください、凜』
「うん。なんかありがとう」
シャ『それでは…』
シュン、と言ってシャーレイが消えた。
なんだったんだろ……?
すると、絡まれていた女の人がこっちに駆け寄ってきた。
女『あの、ありがとうございました!』
「いや、助けたの私じゃないし。モルジアナに言って」
礼を言われたモルジアナは、どうすれば良いかわからないのか、ずっと手をぶんぶん振っている。
アリババとアラジンを見ると、ポカーンとしている。