第2章 自覚
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日向は楽しく部活をやってるらしい。まぁ、俺もそうなんだけど。
俺の場合、バスケのスポーツ推薦だからバスケ部に入るのは決定事項。
だから俺はバスケ部の部室に行きたいんだけども…行けない。
理由はこいつ。
「なぁ、頼むって。お前が一緒にやってくれたら人が集まるんだよ。」
「だから、何やんだよ。」
「それを今から決めるんだって。」
「はぁ?」
落合新とかいうクラスメイトなんだけど、毎日こうやって付きまとってくる。正直鬱陶しい。うざい。
なんか、入りたい部活がないから作るらしい。でも、部活を作るには5人は必要で、同好会なら3人。だからとりあえず3人は集めたいんだそう。
でも、こんなにいろんな種類のある学校でさらに新しい部活を作ろうなんて奴いなくて、俺を誘いたいらしい。
「何やるかも決まってないようなところに誰が入んだよ。俺はバスケ部だ。じゃあ。」
「そこをなんとか!もうこの際名前貸してくれるだけでもいいから!」
「だから、俺はスポーツ推薦なの。兼部とかダメなんだって。」
「名前だけもダメなのか?」
「ダメだろ!」
毎日同じ会話してる気する、、