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恋と麻薬【名探偵コナン】

第12章 抑制※


俺は彼女の腟内から陰茎を抜いてゴムを外す。

そしてそのまま彼女のお尻へと自身の精液を出した。
ドピュッと勢いよく出た精液は彼女の背中まで飛び散った。

「っ…はっ…」

彼女の美しい背中に散った自分の精液

今俺は恐らく笑みを浮かべているだろう

マーキングのような、そんな支配感

彼女はぐったりとベッドへとうつ伏せに倒れる。


はあはあ…と呼吸を整え、目は開けられる気配がない。


「大丈夫ですか、カホさん」

カホは目を瞑ったまま無言で頷く。




「今日はこのまま一緒に寝てもいいですか」

俺は彼女に尋ねる。
もう少し彼女の傍にいたかった。
この余韻に浸りたかった。


彼女はもう一度静かに頷いた。




その日は2人で同じベッドで寝た。
俺がカホを抱きしめると彼女は素直にそれに答えて自分の背中にも手を回してくれた。
彼女の体温が直に伝わってきた。



一生このまま時が止まればいいのに


そう思った


手放したくなかった
今日で余計そう思った
彼女を誰にも触れさせたくない
彼女があんな顔をみせるのは俺にだけ
こうやって同じベッドで抱き締めあって寝るのも




俺の腕の中の彼女は既に眠りについて静かに寝息をたてている。
その寝顔は普段のクールで美しい彼女とは違ってどこか幼く見えた。









次の日の朝、カホは一瞬目の前の状況に驚き思考が止まったが直ぐに昨夜の事を思い出し赤面した。
その様子を安室は見ていてカホに少し叱られる。

カホはその後警察へと行き、昨夜の事件を報告した。

その日を境に2人は身体を重ねるようになった。
一度関係を持ってしまった後ではお互いそういう雰囲気になると断ることはしなかった。

それに二人は体の相性が良かったのは確かなのだ。

安室は彼女に触れたい、と思って抱くことが多かったがカホは大半は安室の性処理として使われていると思っていた。

実際は2人とも同じ気持ちだと言うのに。


安室は決して性処理なんて理由でカホを抱いてはいない。そこに愛情が含まれていたのはカホは知るよしもなかった。


お互い本音を言わないまま関係を保ち続けた。


それは些細なきっかけで崩れることだってある。



それが今のふたりだった。




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