第2章 嫉妬(?)【准司×日和】
「ん、どうしたの?」
と准司は気づいて聞いてくる。
「…なんで僕以外とお話してたの…?」
「あ、さっき?」
「うん…だって僕が隣に居るのに参輝とばっかり話すし…」
「それは…嫉妬した、ってことかな?」
そう准司に言われて首を縦に振る。それをみた准司が
「そっか、ごめんね。ひよちゃんに寂しい思いさせちゃったね…」
と言いながら僕の頭を撫でる。なんだか安心出来て、准司に抱きついた。
「ん、もう大丈夫…」
「参輝達帰ってくるまでもうちょっとこうしてる?」
「うん」
そう答えると准司の膝の上に僕を乗せた。そうして後ろから抱きしめられる。いつもメンバーの前で堂々とやられるから恥ずかしいと思っていたけれど今はすごく嬉しい。そんなことを思っていると准司から話しかけられた。
「今日終わったらうちくる?」
「うん、一緒に寝てくれるなら」
「じゃあどっかでご飯食べてから家行くか」
「美味しいとこ連れてってね」
「はいはい」
そう言いながらまた僕の頭を撫でる。一緒に寝るの楽しみだなぁと思いながら准司に身を任せる。