第5章 【眞弥×日和】休日
《眞弥視点》
今日はオフなのでとりあえず日和を家に呼んだ。日和は俺の家に来ると必ず俺のベッドの上に座る。そんなところさえも好きだから構わないんだけど。
「まひろくん、一緒にゲームしよ」
「うーん、ゲームだったら映画がいいな」
「え、まひろくんの選ぶ映画全部こわいよ、やだ…」
「俺も一緒だし。それだったら日和も見れるでしょ」
「うん…みる…」
そう言って映画をつけた。結構怖いやつ入れちゃったから日和は結構隣でびくびく震えてる。可愛いな、と思って隣を見てみる。俺の腕にしがみついてるところも可愛らしくてたまらない。
映画を見終わって少し話しかける。
「日和、怖かった?」
「うん…もう1人で今日居れない…」
「じゃあ家泊まれ」
「え、いいの?」
「だってこのまま返したら日和寝れないでしょ」
「じゃあ泊まる。まひろくんと寝る」
「ん、いい子いい子」
そう言って頭を撫でてやると少し目が細まる。
「俺風呂入ってくるけど日和もはいる?」
「うん、1人やだ」
「じゃあ行くぞ」