第3章 「行き先には、何がある?」
→戦う。
私は、息を呑み込み覚悟を決める。
どうやって、あの少女を追い出す事が、出来るのか、必死に頭を回転させる。
少女は、少しずつ私に近寄って来る。
「オネエチャン、アソボ?……クスクス。」
少女の顔がはっきり見えない。
私は、一歩下がると机に当たる。
カチャンと何かが机から、落ちる音が聞こえてきた。
私は、目線を床に落とすと、其処にはダーツに使う物があった。
その矢を拾い上げる。
一か八か当てる必要がある。
上手く行けば、動きが止まるはずだ、と私は考えていた。
確実に当てるには、もう少し近寄って来た方が、良い。
少女は、一歩一歩私に近寄って………。
私は、少女に向かって矢を投げる。
「グッ……ガァァ………ア…………アアアアーーーー!!!」
少女は、騒ぎ初めて……何処かへと消えていった。
私は……………助かったのかな?
そうやっと思い、また遊戯室を探索し始める。
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