第3章 「行き先には、何がある?」
→右に行く。
僕は、また違う道を選ぶ。
そして、いきなり風景が一気に、変わった。
石で出来た壁や床ではなく……………木が沢山生えていた。いや、もはや森だった。
そこで、ようやくあの追いかけてくる、頭蓋骨の音が聞こえなくなった。
いや、居なくなったというべきだろう。しかし、いきなり変わってしまうと、何もわからない。
「何処だ?此処は…………。」
僕は、走りから歩きに、変えて辺りを見ながら…森を眺める。
ガブッ!!
とてつもない、音が僕の耳に入ってくる。
「へっ…………?」
僕は足元を見ると、犬の骨が僕の右足を食べていた。あまりにも一瞬な事だったから、思考が追いつかない。
既に、僕の右足は無く血が流れていた。僕は、バランスを崩しその場に、座る。
(…………もう、僕はダメだな………。)
そんな事を思いながら、重たい瞼を閉じた。
→BAD END