第2章 「交流と合流」
→私が、ダブルベッドに隠れて賢厘は、机の下に隠れる。
咄嗟に、考えて出た結論。時間がない………。早く、隠れないと2人とも見つかって殺されてしまう。私は、慌てて言う。
「賢厘!!机の下に、隠れて!!」
私の言葉に、戸惑いの表情を見せる賢厘だったが、すぐ頷いてそれぞれ動き始める。
私は、ダブルベッドの下に潜り込んだ込んだ。特殊なダブルベッドだった為、通常のダブルベッドの下の隙間より大きかった為、入る事が出来た。
そこで、息を殺し気配を消す。ここからだと、賢厘の、様子が全くわからない。
大丈夫だろうか、心配になってきた。
ドンドンッ!
バタンッ!
大きな音が、響き渡る。扉が破られてしまった。ズルズルと奇妙な何かを引きずる音が、私の耳に入ってくる。
間違いない奴だとわかる。そんな事を思ったのか、咄嗟に、体が震え始めた。
見つかったら間違いなく殺される。私は、死んでしまう。必死に、声を抑える。