第1章 「恐怖の宴!?」
その理由は、目の前に人間の骨があったからだ。
「せ、先輩………これは、どういう………?」
私は、隣を見るが誰も居ない。
恐らく、走っている時、はぐれたと思う。
今は、一人だ。
そして、脳裏でさっきの出来事を思い出す。
その事だけで、震えが止まらなくなる。
「っ………。先輩…………。夜利他先輩…………。」
私は、先生の名を口に出していた。
唇を噛み締め、泣くことを堪える。
ここに居ても、仕方ない。
早く、皆を捜そう。
あの恐怖と戦いながら…………。
(………まず、ここはどんな部屋なのか調べないと………。)
私は、震える体を抑えながらも、辺りを探り始める。