第9章 【フロイド】over over!!
監督生の身体を抱きしめたまま、フロイドは腰を揺らし始める。自身の出し入れを繰り返すたびに彼女の身体からは愛液と嬌声が溢れ、自身の快感もどんどん昇っていくのが分かった。
その動きはどんどん激しさを増し、体位を変え、角度を変え、何度も何度も交わりあって欲を吐き出す。いつしか監督生はフロイドを全て呑み込んでおり、奥の奥まで刺激を与えられていた。
何度達したか分からないお互いの身体は、監督生が意識を無くすまで快感を求め続けたのであった。
フロイドの腕の中でスヤスヤと眠るサユ。
満足げな笑みを浮かべたフロイドもそのまま眠りに就く。
それから程なくして帰宅したジェイド……部屋の中の惨状を見て、彼はクスクスと笑った。
いつになく面白いものを見たと上機嫌になったジェイドは、ぐっすり眠っている二人の散らかした部屋をあっという間に魔法で片づけ、そっと出かける。
「アズールに報告しなくては」
楽しそうに呟いた言葉に、ジェイドはもう一度笑みを浮かべたのであった。