• テキストサイズ

現実は甘くない。

第1章 涼やかなる風


涼やかなる風が開け放たれた午後の窓から吹き込んでくる。

「あぁ…どうしよう」

僕の憂鬱な気持ちを知らないまま…

「何で成績、上がらないのかなぁ」

ため息を吐く僕の手には「0点、再テストを受けるように」との文字が赤字で書かれている。

ピンポーン(チャイムの音)

そんな憂鬱を切り裂くようにチャイムが鳴った。慌てて時計を見ると午後5時を指している。インターフォンを見れば、思った通り、僕の彼女が立っていた。

「はーい、今開けます」

そう言って、僕はテストを隠してから、玄関へと向かった。

/ 2ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp