• テキストサイズ

捻れた世界で誰と踊る?【ツイステ】

第13章 夢枕ララバイ!【Riddle】



リドルは寝てしまった彼女の胸まで、布団を掛けてやる。


「バラは赤い。スミレは青い。お砂糖は甘い。」

眠る監督生のおでこにそっ…とキスをする。
ちゅっ、と可愛らしい音を鳴らして。


「そしてキミも、とびきり甘いね」


くるくると、その髪を指に巻き付けてみる。
頬杖をついて、寝顔を見つめる。

本当に彼女はお砂糖とスパイスとでできているんじゃないか、と思う。
キミは甘くてちょっぴりスパイシーた。


「ボクだって、恋人に甘い言葉のひとつくらい言うものさ」


彼女を見ていると紅茶に砂糖とミルクを入れた時のように、心が、甘く溶けていくような気分になる。


「ボク以外の前でそんな顔をして眠られてはたまらないからね。」


リドルは彼女の頬を指ですりっと撫で、一人、満足げに微笑む。

この寝顔を独占できるのは他でもない、監督生の恋人であるこのボクだけ。


本を片付けて部屋のカーテンを閉める。

「ボクはこれから寮生たちの様子を見に行かないといけない。それからエースとデュースの外泊許可も出さないと。」

勿論返事は返ってこないが、「いい子で眠っているんだよ」と微笑んだ。














「おやすみ、ボクの…可愛い迷子の女の子。」





END.

And have a good sleep!
/ 984ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp