第9章 大阪にて…
次の日にイプシロン戦を控えた夜。
椿は吹雪のことを考えていた。
「もう、俺じゃ止められない。もうそんなところまで来ちゃった。このままじゃ、士郎が壊れる。ううん、もう壊れ始めてる。俺じゃ助けられない?どうすれば士郎を助けられる?本当にできるのか?アツヤは俺を嫌ってる。アツヤに俺の声は届かない。士郎を説得する?いや、そんなこと…それに、そんなことしたら、アツヤは……アツヤはどうなる?」
椿が1人悩んでる中、秋は吹雪の異変に気付いて円堂と共に練習場に来ていた。
吹雪は1人で会話をしている。おかしく思った円堂は吹雪に声をかけた。