第9章 大阪にて…
試合終了後、大阪ギャルズの強さの秘密を教えてもらうべく、雷門イレブンはナニワランドに来ていた。
隠れたスイッチを押すと下へと下がる足場。
行き着いたのは可愛くデコられたトレーニングマシーンたち。
イプシロンとの試合まであと3日。雷門イレブンはここで特訓することになった。
みんなそれぞれが、自分に合ったマシーンを使って特訓をする。
吹雪は1人でシュート練習をしていた。
「アツヤ、お前力み過ぎじゃねぇか?」
椿はそんな吹雪の元へ来ていた。
「あぁ?うるせぇんだよ、お前。どっか行け。」
「別に俺がどこにいようと俺の勝手だろ?」
椿はそう言ってその場にしゃがみ、眠り始める。
「北条!邪魔だ。寝るならどっか行きやがれ!」
「寝なきゃ良いんだな?」
椿は立ち上がり、吹雪を睨む。
「チッ、勝手にしろ。」