第9章 大阪にて…
エイリア学園のなんらかの拠点が大阪にあるという情報をもとに、大阪へと旅立つことになった。
出発の準備をしている間、椿は吹雪、風丸、一之瀬と話をしていた。
「俺いつも謎に思ってるんだけど、お前いつ風呂とか入ってんの?」
「夜中だな。」
一之瀬の疑問はもっともである。椿はみんなが風呂だー!と汗を流している間は寝ているが、翌日はさっぱり汗を流した後なのだ。
椿はみんなが寝静まったあとにこっそりとシャワーを浴びていた。
「さすがに一緒にお風呂は入れないもんね。」
吹雪は小さい頃は一緒に入ったなぁとか思いながらもそれは口にしなかった。
「俺は一緒でもいいけどな。」
女子が言っていいことじゃないが、女らしさのかけらもない椿がそんなことを言うもんだから男子3人は慌てる。
「そ、そんなことダメだ!」
「そうだよ!男の子として生活しててもきーくんは女の子なんだから。」
「お前が良くても俺らはダメだ!」
そんな大声で叫んだら周りに聞こえてしまう、、と逆に焦る椿。
「お前ら声でかい!みんなに聞こえるって!」
「ああ、聞こえたぞ」
椿が3人を宥めてたとき後ろから聞こえた声。