第7章 漫遊寺中サッカー部
次の日の早朝
「すみません、こんなことになっちゃって。」
「別にへーき。この時間、俺の活動時間だし。」
漫遊寺中の木暮夕弥にボールを取られないようにするよう、春奈に頼まれた椿。なんか昨日の夜、道場から話し声が聞こえると思ったら木暮と春奈だったらしい。
かれこれ2時間もボールの取り合いをしているが、木暮は椿からボールを取れない。
「てか、あいつすげー。2時間もやってんのにスピードが落ちてねぇ。あと、あの動き。なかなかできるもんじゃねぇーな。」
椿は水を飲んでまた木暮の相手をしにいく。
春奈は椿の言葉を踏まえて木暮の動きを見てみた。その動きに既視感を感じた。
彼は道場の掃除をする中であのスピードと動きを手に入れたのだ。
その時、あたり一面を黒い霧が囲む。
戦う意志のない漫遊寺中に対しイプシロンは学校の一部を破壊する。
そこでやっと漫遊寺中は戦うことを決意する。
が、圧倒的な力の差で全員がボロボロになってしまった。
しかも、宣言通り6分で終わらせた。
イプシロンが校舎を壊そうとしたため、雷門イレブンが戦うことになった。