第6章 VSジェミニストーム
そしてついに、エイリア学園ジェミニストームが白恋中にやってきた。
椿は左目のことを踏まえて今回はベンチ。
みんな吹雪のエターナルブリザードに期待を寄せるが、瞳子はエターナルブリザードを封印するよう指示する。
エイリア学園がゴールに迫るものの吹雪のアイスグラウンドによって阻まれる。
瞳子はこれをねらっていたのだろうか。
しかし、
「アストロブレイク!!」
レーゼの攻撃が塔子と壁山のディフェンスを破り、円堂の爆裂パンチも破る。
ここで前半終了。0-1である。
後半は吹雪のエターナルブリザードが解禁。
でも、吹雪のスピードのディフェンスがなければ突破されてしまう恐れがある。
「監督、だったら俺入りますけど。」
「北条くんはまだダメよ。」
「なんでっすか?」
「わかるでしょ。」
瞳子はそれ以上語らなかったが、椿は理解した。実はまだ左目は完全に完治ではなかったのだ。
でも、前半でエイリア学園のスピードに慣れたみんなならなんとかなるだろうと結論付けられ、後半が始まる。
吹雪は攻撃に入ると性格が変わる。
塔子がとったボールを染岡にパスしようとするが、それを吹雪がカットする。
「アツヤ!」
椿は立ち上がり叫ぶ。
アツヤなんて選手はいない。マネージャーたちになに言ってんの?って目で見られるが気にしない。そんなことよりもアツヤが心配。士郎が心配。