第12章 炎のストライカー
みんなで手分けして探していた。
円堂、鬼道、立向居はすごいディフェンス技をもつ土方雷電と出会っていた。
弟たちがたくさんいる土方はキャラバンに乗ることはできないが、協力はすると言ってくれた。
と、そこへ炎のストライカーを見つけた、と吹雪と土門がやってきた。
2人が連れてきたストライカーは豪炎寺ではなく、南雲晴矢だった。
南雲は自分をテストしてほしいと言い出した。
雷門イレブンVS南雲
1点でも取れればテストは合格だ。
南雲はテストが開始すると高く飛んだ。
地面に接している時間よりも飛んでる時間の方が長い。
塔子、吹雪、壁山、木暮を楽々抜かし、アトミックフレアでシュートする。
円堂はマジン・ザ・ハンドで止めようとするも、破られた。
「すっげえな南雲!」
「当たり前だ。俺が入れば宇宙人なんかイチコロなんだよ。」
豪炎寺ではなかったが、十分な戦力だ。
監督は南雲をチームに入れることを許可したが、まずは身元を確認しなければならない。
監督がどこの学校に所属しているかを質問すると、南雲は監督を睨んだ。
「エイリア学園だよ。」
声が聞こえた方を向くと、ヒロトがいた。
「あーあ、ったく。邪魔すんなよ、グラン!」
「雷門イレブンに入り込んで、何をするつもりだったんだ?」
「俺はグランのお気に入りがどんな奴か、見に来ただけよ。」
「騙されちゃダメだよ、円堂くん。」
そう言ってヒロトはエイリア学園の黒いサッカーボールを南雲にむけて蹴った。
円堂が南雲の前に立ち、マジン・ザ・ハンドの構えを見せるが、南雲は飛び上がり、ボールを胸でトラップした。
その時に起こった竜巻が消えると、現れたのは紛れもない宇宙人。
ヒロトと南雲改めバーンは言い合いを始め、そのまま消えていった。