第18章 隣りで *
湊とSEXするようになってから、
俺のSEXは変わったと思う。
俺は連続で射精できるから
今まで関係を持っていた女たちには
気持ちよさを優先させてヤっていた。
まあ多少は無理させたこともあったが、
関係が続くってことは
M気質で
同意に近いものだったということ。
しかし湊の場合、
メチャクチャにされたい願望が強く
気持ちいいプラス苦しいのも
快感を得られると言ってきたのだ。
「喉、使われて気持ちいか?」
「うッ、おン゛ッ…っむ゛…」
「そうか…。
ヘンタイだなぁ、湊は」
「は…っ、…お゛ぐッ…」
俺の押し込んだ所有物が喉の奥を塞ぎ、
苦しそうな声を出す湊。
眉間に皺を寄せることもあるが、
続けて欲しいと言わんばかりに
唇で吸い付いてくる。
(譲る気はないが…アイツと…、
相性が良かったのかもな…)
アイツというのは
俺を唯一犯してきた長瀬のこと。
アイツとしたのは
SEXとは呼べないレイプの類だが、
言ってることもやってることもヘンタイだ。
ヘンタイなことを通り越して
キチガイになった訳だが、
湊とは唯一付き合っていた恋人だった。
だから湊を抱くたびに思ってしまう。
本当は教え込まれたんじゃないかと。
普通のSEXなんかじゃなく、
知らぬ間に仕込まれたんじゃないかと。