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【R18】Querer【創作BL】

第2章 距離感





ひとつ解決しても、
正体は解決できてはいない。





「だが、何かあった時は俺に話せ。
必ず力になってやる。

部下を守るのが俺の務めだ」





たとえ主任という小さな地位でも。

束ねた10人の部下を守れなくて、
この先に満足するなんて在りはしない。





「今のおまえの上司は俺だ。
分かったか?」


「……はい」





また声が小さくなって、
ありがとうございます。と礼を言われる。










驚いたことに、
角が

あんな大きな声を出すとは思わなかった。




そこも突っ込んでやりたかったが、
これはまだ

先の話になりそうだ。


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