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確かなコト【進撃の巨人】

第7章 空白と決意




その日の夜。
エルヴィンはリヴァイを呼び出していた。
どこも寝静まっておりリヴァイの廊下を歩く足音が響く。

「なんの用だ。俺は忙しい。」

「もう調査一週間前だ。」

書類から顔を上げすに話すエルヴィンにリヴァイは眉間に皺がよる。

「だからなんだ。てめえに言われた通り訓練なら手抜かずにやってんだろ。」

するとエルヴィンは立ち上がり、リヴァイの胸ぐらを掴み睨みつけた。

リヴァイはエルヴィンの意外な行動に目を開く。

「いい加減にしろ!いつまで意地を張るつもりだ!
お前はリアをどうしたいんだ。
彼女をいつまでもお前の勝手な我儘で縛り付けるな!」

荒々しく声を上げる様子に、リヴァイは何も言えなかった。

「俺はリアを…「彼女はもうお前のことを覚えてはいない。」」

リヴァイの言葉を遮るようにエルヴィンがリヴァイの襟元を掴んだ腕に力を入れると、身長差からかリヴァイの体はだんだん浮き始める。

「どういう…意味だ。」

苦しそうに声を絞りだすリヴァイ。

「お前がためらっている間にそれほどまでに状態は悪化したんだよ。今どんな気分だ、リヴァイ。」

エルヴィンが腕を振り上げ
リヴァイを床に叩きつける。
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