第20章 過去のしがらみ
咲弥side
どうしよう…
大地に抱きしめられてしまった…
それに…
鏡を見て紅い痣に触れる…
「っ……」
涙が次から次へと零れ落ちる……
最後までヤられたわけじゃない
そう頭で分かっていても
心は追いつかない……
「うぅ……っ……あさ、ひ……ごめん、ね……っ……」
―――――――――――――――
次の日咲弥は繋心と共に病院へ
学校では武田が一応他の生徒にも危害があるかもしれないという判断の上名前など詳しい事は伏せ朝のホームルームで全クラスに伝えて貰う事にした……
咲弥「LINEそーしん!っと……」
咲弥:二人には連絡した…これで大丈夫…
繋心「おーい、行くぞー」
咲弥「あ、うん」
“ピロン♪”
東峰「ん?」
澤村「っ?」
咲弥
何も異常なかったよ!
かすり傷と足首の軽い捻挫だけだった😌
明日は学校行くね😊✨
東・澤[[よかった……]]
放課後、部活
菅原「なぁ…大地…朝のホームルームで先生が言ってたのって咲弥じゃない…よな?」
澤村「………」
菅原「うそ…だろ…」
澤村「誰にも言うなよ…警察だって入ってないんだ」
菅原「なんでだよ!」
全員「「っ!?」」
澤村「スガ!!」
菅原「っ!ごめん…」
東峰「スガ…咲弥、明日は来るから…」
菅原「旭……」
月島「あの、何かあったんですか?」
東峰「え、あぁ……いや……」
菅原「大地…警察入ってないのって誰の指示?」
縁下「え、警察って…」
澤村「おい、スガ…皆に…」
菅原「解決出来るならみんなでしよう…咲弥は俺達男バレの大事な仲間なんだ……」
東峰「スガ……」
澤村「…………」
繋心「おーい!集まれー!」
日向「あ、烏養さんだ!」
繋心「ま、こんな事になってるだろうとは思った……」
東・澤「「…………」」
繋心「だから咲弥にバレー部にだけ事情を話す許可もらってきたぞー」
澤村「烏養さん……」