第18章 難敵
そんな時澤村達の声が聞こえてきた
澤村「くっ…………俺は!!」
東峰・菅原「「っ……??」」
澤村「俺だって……まだやりてーよ!!お前らとまだバレーしてぇ!!それに俺だってあの約束果たしてぇー!!」
咲弥「大地……」
清水「考える意味…なかったね…[ニコ]」
咲弥「潔子…?」
清水「行こう、春高!オレンジコート!!」
咲弥「うん![ニコ]」
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教師①「武田先生…」
武田「ん?」
教師①「バレー部の事でちょっといいですか?」
武田「はい…」
教師①「澤村と菅原は進学クラスなのに前々からインターハイ終わっても部活を続けると言ってまして…それに編入してきた月城も本当は進学志望なのに進学クラスには入らず部活も続けると言っている…特に菅原は試合でのレギュラーメンバーではないんですよね?月城もマネージャーだ……」
武田「え、えぇ……」
教師①「菅原はスポーツ推薦の見込みも薄い…3人とも日頃の成績は優秀ではありますがそれを維持出来るかどうか…3年生と話をしてもらえますか?くれぐれも一時の感情ではなく先を見据えた話を…大人の言葉が彼らの言い訳になってはいけませんから……」
武田「…………」
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武田+3年生
武田「もし君達が無理をすれば将来に影響してしまうような怪我を抱えていてそれでも今しかないからと試合に出ようとしたならばボクはきっと止める……一時の感情で動くべきではない時もある……ただ何度でも挑戦出来る事ならば選択肢はあると…ボクは思います……もちろん試験に落ちる事がどうって事ないなんて言いません…難関を越えていくには相応の努力や我慢、犠牲が必要です……君達が部活に費やす時間も他の子らは勉強や将来確実にためになる事に費やしていてそこには当然差がうまれる…その差に君達は大きく後悔するかもしれない……考えて選んで下さい……君達が5年後、10年後に後悔しない方を…」
先生との話が終わって部室へ…
すると体育館から異様な奇声が聞こえてきた