第5章 成長
月島side
僕が蔑んだような言い方をする度に
あんたは悲しそうな顔をする…
どうしてそんな顔すんのさ…
どうやったらあんたはみんなに向けるような笑顔
見せてくれんの?
日向「?」
月島「人には向き不向きがあるんだからさ…君、明らかにスパイカーに向いてないでしょ。」
日向「確かに。中学ん時も今もオレ飛んでも、飛んでもブロックに止められてばっかだ…バレーは高さが必用…いくら高く飛べても圧倒的な身長差は埋まらねぇ…だけど…あんな風になりたいと思っちゃったんだよ!だから不利とか不向きとか関係ないんだ!この体で戦って勝って、勝ってもっといっぱいコートにいたい!!」
月島「はぁ…だからその方法がないんでしょ?精神論じゃないんだから…気持ちで身長が埋まるの?リベロになるなら話は別だけど…」
影山「スパイカーの前の壁を切り開く…その為のセッターだ」
全員「「………」」
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咲弥「私…ずっと翔陽に不思議な感覚持ってたんだけど…」
菅原「不思議な感覚?」
咲弥「やっとそれが何なのか分かった…」
菅原「ん?」
咲弥「小さな巨人…翔陽なら小さな巨人を越えるっていう期待だ…」
菅原「ワクワクした顔してんぞww」
咲弥「うん!すっごいワクワクする!!」
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その後もなんだかんだで日向にボール行くけど
速攻も全然出来てないし…
そんな事してたら菅原さんまで
王様にアドバイスし始めるし…
みんな熱くて面倒なんだけど…