第16章 ライラック ~菅原 孝支~
清水「ねぇ、菅原」
菅原「ん?清水?どうした?」
清水「これ、澤村に頼まれてたやつ」
菅原「大地いないの?」
清水「なんか道宮さんと話してたから。渡しといて」
菅原「了解。大地に渡しとく」
清水「よろしく」
清水が出て行った扉を見てるとクラスメイトが話しかけてきた
男子①「なぁ…菅原ってさぁ…」
菅原「ん?何?」
男子①「清水と付き合ってんの?」
…………………??
菅原「は?なんで?」
男子①「なんか…なんとなく?仲いいだろ?」
菅原「いや、同じ部活だからな(苦笑)それだったら大地とかだって…」
男子①「あいつは道宮だろ?」
菅原「あぁーー……」
なんというか……複雑……
男子①「え?違うの?」
菅原「なんというか……根本的に……」
咲弥「おーい!孝支いるー?」
っ!?咲弥!!
菅原「いる、いる!」
咲弥「クスクス…そんなに大声出さなくても…借りてたCD返そうと思って…」
菅原「そんなの部活でもよかったべ?」
咲弥「そうだけど…早く返した方がいいと思って…[ニコ]ありがと」
菅原「いやいや」
咲弥と少し話をして席に戻る
男子①「菅原さぁー…」
菅原「ん?」
男子①「今、飼い主に呼ばれた犬みてーに尻尾見えたわww」
菅原「はぁ!?///」
男子①「清水ん時と月城ん時と態度違いすぎ…ww」
菅原「っーーーー!!////黙ってろよなー」
男子①「焼きそばパン2つなww」
菅原「しゃーねえーなー」
男子①「それで他のヤツは?」
菅原「他のヤツって?」
男子①「東峰とか澤村は?」
菅原「…………」
男子①「まさか…もしかして全員月城なの!?ありえねー…マンガの世界かよ!」
菅原「うっせー」