第33章 全てはあなたを喜ばせるため 〜信長様誕生日sp〜
「信長様.....大好きです。お誕生日、おめでとうございます」
あなたが生まれた今日という日が、私にとって、一年で一番大切な日になった。
「己の生まれた日を特別に感じたのは今日が初めてだ。貴様はまこと、俺の知らない俺を見つけるのがうまい」
もう、どんな言葉をもらっても全てが嬉しくて、幸せな気持ちへと変換されていく。
感覚はないはずなのに、愛おしさからか、信長様のモノをキュッと締め付けたのが自分でも分かった。
「っ、........おい、感覚が....戻ってきておらんか?」
「えっ?」
そう言えば今.........
「これはどうだ?」
信長様は、私の両胸の先をキュッと摘んだ。
「やっ、あっ!」
強くはないけど、確かに甘い刺激が走った。
「ふっ、やはり戻ってきておるな。今ので、俺のを痛いほどに締めつけてきおった」
信長様はニヤリと口角を上げて、私の秘部をチョンっと突いた。
「もうっ!いつもいつもいきなり過ぎますっ!本当に心の臓に悪いですっ!」
いつか止まってしまったら、信長様のせいなんだから!
でも、感覚.....戻ってきて良かった。このままだったらと少し不安だったから.......
「漸く貴様の声が聞けそうだな」
信長様は不敵な笑いを浮かべて私の両脚を持った。
「お、お手柔らかにお願いします」
「それは貴様次第だ」
「んっ............」
熱い唇を感じると、いつもの営みへと戻っていく。
徐々に感覚を取り戻した体は信長様にとろとろになるまで愛され、二人で祝う愛しい人の誕生日の夜は、甘く、濃厚に過ぎて行った。