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もうひとつの記憶

第2章 俺


きっと戻ってくるよな。
お前は俺に、名前を寄越したんだから。
綺麗で儚い、花の名に。
お前は微かに魂を込めた。

俺の中で、生きてるはずだよな。
簡単に死ぬような、そんな柔な奴じゃねーよな。
お前は、しぶとく生きてんだろ?
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