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魂の色【銀魂短編夢】

第29章 支配される心と体(近藤・土方裏夢)


遼の腰を持った近藤は、ゆっくりとしたストロークで最奥を突く。
ぐちゅっと淫靡な音が響き、三人の耳と脳を犯していった。
快感に溺れた顔を二人に見せまいと、遼は重い腕をどうにか動かし顔を隠す。

(こんな…無理……おかしく、なる)
「遼ちゃん、腕をどかしてくれないと可愛い顔が見えないよ。ホラ、好きでもない男に目一杯犯されて、快楽に堕ちていくキミの顔見せて」
「いやっ。――ああっ!ソコ駄目ッ!!」
「駄目じゃないよね。気持ちいい時はちゃんと言わないと」
「んーーッ、んんーーーっ!!」

堕ちまいと遼は奥歯を噛みしめて、必死で首を横に振った。
ぐちゅぐちゅ、パンパンと、打ち付けられるたびに音が早く激しい物へと変わっていき、快感の高まっていった近藤の呼吸も荒くなっていく。

「はっ……はっ……遼ちゃん……ふっ!」
「ん"ッ!~~ッ!!」
「遼ちゃん、我慢しなくていいんだよ。一杯声出してごらん」
「ふうっ、んんっ……」
「我慢強いのは良い事だけど、そろそろ素直になろうか」

遼の態度に痺れを切らした近藤は、ベッドに置きっぱなしにしていたバイブを手に取ると、陰核に当てて電源を入れた。

「あ"あ"あ"っっっ!!」
「ッ、は、中締めすぎ。皮の奥まで当ててあげるよ」
「やああっ!ごめっ、ごめんなさいっ!!それやめてぇっ!!」
「ダメ。イく時はちゃんと言うんだよ。腕も除けてイき顔見せてね」
「ダメダメダメダ――んうッ!!」

びくんと一際大きく遼の体が跳ね、挿入されたものをぎゅうっと締めあげる。
強烈な絶頂に痙攣する遼に構わず、近藤はゆったりと腰を動かしながらバイブを陰核に当て続けた。

「あうっ、まっ、もうイきまし――あ"っあ"!」
「ふーっ、ふーっ・・・遼ちゃん、俺の話聞いてた?」
「うっ、ふっ、ん"っ」
「イく時は、俺の顔見てイくって言いながらだよ。わかった?」

与え続けられる刺激に脳が焼き切れてしまいそうになりながら、遼はどうにか腕を動かして近藤の顔を見る。

(こわい……何で笑って……)
「じゃあ、いくよ」
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