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魂の色【銀魂短編夢】

第28章 一世一代の恋の行方(銀時裏夢)


「可愛すぎて、壊したくなる――」

銀時は腰の動きを細かく速い物へと変え、遼と自身を追い詰めていく。

「っあ、もうっ、イくっ――!」
「ああっ――!!」

銀時の腰が震え、遼の膣内でびびくと震えながら白濁液を吐き出した。
その刺激に遼は膣内をますますきつく締め上げて快楽の海へと溺れていく。

(ああ、また、イっちゃった……でも、本当は……)

ずるりと引き抜かれるその感触に、遼は熱い吐息を漏らしつつ銀時の方を見やった。
先端にたっぷりと精液の溜まったコンドームを外すその姿に、叶う事のない願いを抱いてしまう。

(次は、ゴム無しでしてってお願いしたら――してくれるかな?)
「どうした、遼?」
「何でもない。ちょっと疲れただけ」
「じゃあ寝てていいぞ。体拭いといてやるから」
「…ん。ありがとう」
「どういたしまして」

いつものように軽い口調で答えた銀時にほっとしながら、遼は重くなった瞼をそっと閉じた。
間もなく穏やかな寝息が聞こえてきて、銀時は堪らず苦笑する。

「やっぱりちょっと無理させたかな。ごめんな、遼……」

汗で頬に張り付いた髪を除けてやりながら、無防備なその表情にほんの少しだけ安堵していた。

「安心しきった顔しちゃってまぁ……。なぁ、遼…もし俺が…俺が、避妊せずにセックスしたいって言ったら、受け入れてくれるか?」

我ながら狡いとは思ってはいるが、拒絶されたらと思うとどうしても問いかけることが出来ず、いつも遼が答えられない状況で尋ねている。
情けない自分に呆れつつ、濡らしたタオルを用意して遼の体を優しく拭った。
白く柔らかな肢体に無数に残る傷跡は、銀時に僅かな後悔と情欲を抱かせる。

「遼…。いつかお前を孕ませるから――その時まで、俺の傍から離れるんじゃねぇぞ」

この恋心の終着点はきっと、命が尽きるその時まで共に居る事だから。
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