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魂の色【銀魂短編夢】

第28章 一世一代の恋の行方(銀時裏夢)


風呂から上がった二人は、浴衣を身に着けて寝室に向かうと、布団の上に腰を下ろして静かに唇を重ねた。
重ね合わせるだけの口づけに不思議と気分が高まり、銀時は抱き寄せた遼の肩にかけた手に力を込める。
それに気づいた遼は、唇を離すと首を傾げて銀時を見上げた。

「どうしたの?」
「……」
「大丈夫、もしかして上せちゃった?
 お水持ってこよ――っ!?」

立ち上がろうとしたところを引き寄せられ、遼は銀時の腕の中にすっぽりと収まる。

「銀ちゃん?」
「力抜いて、そのまま俺に凭れかかって」
「え、あ、はい」

銀時の肩に頬を寄せ、遼は言われた通りにくったりと凭れかかる。
ただ触れあっているだけなのに、風呂上がりで熱のこもった体が一層熱くなり、行為への期待を高めて行った。

「遼、顔上げて舌出せ」
「んっ……ッ、う」

舌が絡み合う濃厚な口づけに、呼吸も忘れて貪り合う。
くちゅくちゅと、脳の奥に響くような水音に酔いしれながら縋るように互いの体を弄り合った。
銀時の手が遼の胸を軽く揉むように持ち上げると、敏感に反応した遼は体を震わせて唇を離す。

「っ、んんっ、…はあっ」
「はあっ、すっげーエロい顔。おっぱい触られんの、そんなに気持ち良かった?」
「あっ、ん」
「じゃあ、もっと触ってやるから、遼も俺の事気持ち良くさせてくれよ」
「き、気持ち良く、って?」

首を傾げる遼に、銀時はニヤリと笑う。
その表情から言わんとすることを悟った遼は、恐々とした様子で銀時の物へと手を伸ばした。

「あ……すごい、熱くなってる」
「まだ勃ちきってねぇから、ゆっくり扱いてみろ。…そうそう。で、我慢汁指に絡めて」
「我慢汁?」
「先からちょっと出てんだろ。所謂カウパーってやつだよ」
「??」

ますます首を傾げた遼に、銀時は堪らず喉を鳴らして笑う。

「え、ちょっ、何で笑うの?」
「いやー、可愛いなって思ってさ。じゃあ、無知な遼ちゃんに教えてやるよ。今、先っぽから出てる透明なのがカウパー腺液って言って、興奮すると出てくるんだ。ヌルヌルしてるから、それを指につけてみな」
「ん、うん……うわっ、本当にヌルヌルする」
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