第28章 一世一代の恋の行方(銀時裏夢)
「やっ、銀ちゃ…あうっ!」
「こうやってシコるの気持ち良いだろ?
まぁ、シコるのは男の方が上手いっつーか、専売特許だしな」
「あっ、だめっ、それやめてぇっ」
痛烈に花芽を責められ、遼の下腹部に力が入る。銀時は堪えるように前傾した遼の体を支えながら、充血してその姿を主張し始めた花芽を激しく擦った。
「ほら、イけ」
「い、やぁっ……んっ、ふっ」
「よしよし、上手にイけたな。おっぱいもクリも、俺が育てただけあって最高の仕上がり」
「…ばか」
「気持ち良かったくせに。素直じゃねぇなぁ」
悪態をついた遼を抱き寄せながら、銀時は火照った体を優しく撫でる。
「じゃあ、そろそろ風呂につかるか」
「ん……」
少しくらくらしながら銀時に促されるように湯船につかると、自然と体の力が抜けて「ほうっ」と息をついた。
すっかり気の抜けた遼を後ろから抱きしめるように引き寄せた銀時は、身を預けてきたその体をゆったりと撫で擦る。
「なんか今日は、随分甘えてくるな」
「嫌だった?」
「いいや。ただ、無理はしなくていいんだぞ。俺としては、色々出来るのは嬉しいけど」
「……本当はね、ちょっと恥ずかしい。けど、銀ちゃんだから」
「あんまり可愛いと、我慢利かなくなるからな」
「我慢しなくてもいいよ。今日は、銀ちゃんがしたい事、シて?」
甘えるように鼻にかかった遼の声に、銀時は思わずごくりと喉を鳴らした。
僅かに残っていた理性が、いとも簡単に崩れていく。
「今日は泣いても止めてやれねぇから」
「大丈夫。泣かないよ」
「そっか。じゃあ出るか。目一杯、愛してやるならここより布団の上が良いだろ」
「……ん」
先に湯船を出た銀時に手を引かれ、遼はゆっくりと立ち上がり銀時を見上げた。
僅かに濡れていつもより収まった銀色の髪や、優しく細められた赤みを帯びた瞳は、遼の心臓を跳ね上げるには十分過ぎるほどで、思わず「かっこいい」と呟く。
「何だ、今更銀さんのカッコよさに気付いたのか?」
「うん。すごく、かっこいい」
熱に浮かされたように素直に反応する遼に、銀時は少し驚いたのち優しく微笑んだ。