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魂の色【銀魂短編夢】

第25章 愛のメッセージ


【阿伏兎】


何だお前さん、随分寒そうな格好してるな?
肩も足も丸出しじゃねぇか。


ぁん?
俺を誘惑しに来た?
ははっ、そりゃあいい、乗ってやるよ。


なんせ今日は、団長も居なけりゃ溜まっている仕事もないときた。
絶好の日和ってことだな。

何のってそりゃあ、お前さんが期待してる事のだろ。

そんな恰好で誘われて、する事なんて一つしか……

――選択肢?
へぇ、懐かしいことを言い出したな。
今日はどんな選択肢を出してくれるってぇんだ?


自分で考えろって……ツレねぇなぁ。
まぁいいさ、俺が示すとしたら二つだな。


今すぐお前さんを抱くか、それとも――

思う存分愛してやってから抱くか。

どうする?

今ならどっちを選んでも、お前さんを満足させてやるぜ。


誘ってきたのも、選ぶのも……遼、お前の意思だ。
そんな深刻な顔するなよ。

「たかが」選択肢だろ。



でもきっと、どっちを選んでも俺はお前さんの罠に嵌っちまうんだろうなぁ。


だったら俺は、いつだってお前の望む選択肢を示してやるよ。

俺から離れられない頭と体にしてやるから、覚悟しておけ。


夜兎の本性は――

いや、

俺は、結構しつこくて執念深いんだ。


で、今日の選択肢はどっちを選ぶ?



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