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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第4章 優柔と懐柔


リビングに通しテーブルにお茶をおき、安室の隣の席に着く。
彼の部下で"公安の風見"だと紹介を受け、は"恋人"だと紹介されニヤけてしまいそうな気持ちを抑え淡々と挨拶する。

緊急時に彼が対応できない時に風見を頼ると言う事だった。
番号を登録し要件は終わったようだった。

『零さん、朝食をとる時間は?』

彼の部下の前で呼び捨てはできないは"さん"付で呼ぶ。

「ああ、長居はできないが」
『良かった!準備しますね。風見さんもぜひ』

「遠慮しなくて良い」と安室が告げると立ち上がりアタフタしていた風見が座り直す。
二人のやり取りを見れば安室との関係性はわかり易い物だった。

料亭のような和食御膳をお盆にのせ『どうぞ召し上がれ』と笑顔の彼女に頬が緩む安室だった。

二人とも完食で食事を終えた。
食後にお茶を出し暫くすると仕事に戻るとの事で見送りに玄関まで出ていく。

何度も頭を下げる風見に『今後ともよろしくお願いします』と伝え、風見がドアを開け背を向ける。
すかさず安室のネクタイを引き軽く唇を合せるに、怒るでもなく「行ってくる」と頭を撫で家をあとにした彼だった。


しかしそのやり取りが風見の視界の端に抑えられていた事は誰も知らない。

(あの降谷さんが………)

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