• テキストサイズ

【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第7章 誘発と暴発


東都水族館の一件からは沈みがちになっていた。

その日はポアロの出勤日だった。
店内は然程忙しくもなく、夕方にはを心配して様子を見にコナンが訪れた。
自分が水族館に誘っていなければ巻き込まずに済んだのでは…と気にしていた。

カランコロンとドアベルが鳴る。

『コナン君、いらっしゃい』
「こんにちはさん」

一見いつも通りの人当たりの良いに見える、どこか気の抜けた感じがするのは気のせいではなかった。

に視線を向けると店の外を眺めたままどこか呆けているように伺えた。

すると店内のある視線にコナンが気付き、を見つめる男性客の異様なものだった。

普段のなら"感覚"で拾えそうなものなのに、まるで気付いていないように見える。

その視線の相手をしばらく観察していると頼んだ軽食にコーヒーを飲み終わると何事もなく会計をしポアロを後にした。

(……勘違いか?)

コナンはその客がどうしても気になり次の日もその次の日ものシフトに合わせポアロへと足を運んだ。
通いつめてすでに二週間が経過していた。

安室が出勤している時は週二のシフトだったが、ここ二週間は週五の出勤になっていた。

(やっぱり…さんがいる時にしか来ていない。そしてあの視線はそのままだ。ストーカーか?もし組織の人間だとしたら…)

安室に伝えるべきか悩むコナンだった。


/ 299ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp