第4章 花【進撃の巨人/エルヴィン】
両手を伸ばす。
「きて、ください……」
潤んだ瞳。火照った顔。汗ばんだ体。求めるように伸ばされた両腕。エルヴィンの理性を破壊するには十分だった。それでも余裕のあるように振舞いながら一物を取り出す。
出された一物が先程よりも大きい事に気付く。自分の痴態で感じてくれているのが分かりは嬉しくなる。
ゆっくりと体が密着し、一物で秘部を擦った。愛液と先走りが混ざり合い、水音が響く。の腕が背中へと回される。華奢な腕に抱きしめられながらゆっくりと中へ進む。
感じた事の無い圧迫感に息が詰まりかける。必死で深呼吸し、力を抜こうとするが上手くいかない。
見兼ねたエルヴィンが秘豆を優しく弾き、力が抜けた瞬間に一気に奥まで入れた。
「深呼吸しなさい」
頭を撫でながらそう伝えると小さい胸が上下する。吸って吐くを繰り返し、慣れさせていく。
「全部入ったよ」
「ん……すごい、幸せです……ずっとこうしていたいです」
「俺もだ」
優しく唇が触れ合う。お互いの気持ちが唇を通じて流れ込む。今まで味わった事の無い感覚を共有する至福に酔いしれる。
「あの……もう、大丈夫なので、動いてください。私ばかり気持ちよくなって気遣って頂いて、なんと言いますか、幸せすぎて罰が当たりそうです」
「苦しい日々を乗り越えたのだから、これぐらいの褒美があってもいいだろう」
「本当に幸せになってもいいのでしょうか?」
「ああ。今度二人で挨拶に行こう。新しい父親として挨拶させてほしい」
の目から溢れた涙を親指で拭う。が密かに墓を作り毎夜手を合わせて居た事を知らない幹部は居ない。誰もが手を合わせに行き、エルヴィンもまた人知れず訪れていた。だからこそ正式に挨拶をしたいと考えている。好きで育てなかったわけではないのを知っているからこそ、支えていきたい。